ひきこもり・家庭内暴力の解決法
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仕事をすることもなく、外出もしないで自分の部屋に閉じこもったまま何年も過ごすという「ひきこもり」が社会問題になって久しいですが、
単なる「ひきこもり」からやがて親・兄弟姉妹など家族への家庭内暴力が伴うことも多く、
追い詰められる家族は日々暴力におびえ、眠ることすらできず、
終わりの見えない苦悩の日々を生きていかざるを得なくなります。
このようなひきこもりやそれに伴う家庭内暴力問題は、
家庭内のことであるだけに、他人に相談しにくいなどの理由で閉塞感と絶望感に追い詰められ、
結果的に殺傷事件の悲劇に行きついてしまうことも珍しくありません。
しかし、ひきこもりや家庭内暴力問題は適切に対応すれば、ほとんどは解決が可能なのです。
ここでは、その解決の方法をご提示いたします。
目次
「ひきこもり」3つの対策
「ひきこもり」への対策として、大きく分けると3つの方法が考えられます。
それぞれの方法には適した時期があり、その時期によって適した対策も変わります。
1.様子を見る
2.親族が支援する
3.第三者に支援を依頼する
はじめは1年間を目安に、様子を見てみましょう。
様子を見ていても、本人が変わる様子もなくひきこもりや家庭内暴力が続くようなら、
そこから進んで具体的に支援をしていきます。
はじめの2年間は親御さんやご家族など親族による支援を行ない、
引きこもりから3年以上が経過したら第三者に支援を依頼するという流れになります。
ひきこもりにはそれぞれに個人差があるため、全員にあてはまるとは限りません。
このような流れはあくまで1つの例ですが、それぞれの項目について解説をしていきますのでぜひ参考にしてください。
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様子を見る
まず、親族がひきこもり状態にある人にできる対策が「様子を見る」ことです。
この期間は家の居心地を良くして本人の回復を待つ期間と考えましょう。
行動を起こすための準備期間とも言えます。
ひきこもりになった元々の原因は人間関係や仕事上での失敗などさまざまありますが、
これらの負の原因によって人は心に傷を負い、自信を失ってしまうものです。
そのような状態の時には無理に行動させようとしてもうまくいきません。
本人がそっとしておいて欲しい時に、親族の方から「早く働くんだ」といった言葉を言ってしまうと、
プレッシャーを受けてしまい、更にやる気をなくしてしまうかも知れません。
このような場合にゆっくり心の回復ができるように居心地を良くして、
自ら行動し何かを希望することを待つというのがこの期間なのです。
ただし、この様子を見るという期間はいつまでもよいというものではなく、
当然ながら期限があります。
様子を見る期限は1年
ひきこもっている人の回復を待つ期間は1年までにしましょう。
個人差はあるにしても、平穏な生活環境下にあれば、およそ1年で心の傷は回復していきます。
通常、この間に、このままではいけないとか、何かを始めたいといった心境になり、
自らの力でひきこもりから脱出するために動き出します。
もし、ひきこもり生活が1年を過ぎても変わらないなら、
そのまま待ち続けても自ら行動する可能性は低いでしょう。
ここで自ら動き出すまで何年も待ち続ける親族もいますが、
本人のこれからの人生を考えると、あまりお勧めはできません。
ひきこもる気持ちを理解して寄り添う
この1年の期間が、初期の対応期間だといえます。この初期対応によってその後の生活が大きな影響を受けます。
この期間は、ひきこもっている本人の気持ちを理解し、寄り添うことを心がけましょう。
この時、一方的に意見を本人に伝えたり、ひきこもりを否定したりしないことが大切です。
この時期に身内や近しい人に否定されたり理解してもらえないと本人が感じてしまうと、
その後どんなに対応を変えても「どうせ口だけ」などと思われてしまい、本音を打ち明けてもらうのは難しくなります。
なので、この期間を延々と続けても改善する見込みはないので、
ひきこもりを長期化させないために、まずは1年という期限を定め、
様子を見ながら回復を待つことが最初の対策になります。
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親族が支援する
様子を見る期間を1年続けてみて本人が行動を起こさないようなら、
「親族が支援する」対策に切り替えます。親族が働きかけていくのです。
回復だけでは動き出せないなら何が必要なのか、試しながら探してみましょう。
- 外出できない → 近いところから一緒に外出してみる
- 人間関係が苦手 → 近しい人と接する機会へ
- 自信喪失 → 家事の手伝いや得意分野などで成功体験を積ませる
- 精神的な病気がある → 医療機関へ
上記はほんの一例ですが、具体的には人それぞれによって違いがあります。
後ほど具体的な対策について述べます。
1年間の「様子を見る」との大きな違いは、「もうこのままではよくない」という考えをもって働きかけをしていくことです。
どう支援するか迷ったり、どうしたら良いか分からないのであれば、
第三者に相談してみてみましょう。このタイミングから第三者に支援を依頼してもよいでしょう。
同じ支援を続ける期間は2年まで
同じ支援を続ける期間は2年までを限度としましょう。
ひきこもりの人が抱える問題はさまざまなので、支援にもそれに応じたものが必要になってきます。
有効ではない支援を続けていても状況は改善できず、ひきこもりが長引くばかりです。
本人にとってその支援が適切かどうかを判断する必要があります。
この支援が合わないと思われたなら、他の支援に変えましょう。
親族が支援をしてみるというのが、2つ目の対策ですが、
2年間支援しても具体的な改善の動きに繋がらないのであれば、
次の「第三者に支援を依頼する」に対策を変えましょう。
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第三者に支援を依頼する
まず1年間は「様子を見る」、その後2年間は親族が支援をしてみる。
そうすると、ひきこもりの期間が3年になっています。
先程述べたように、3年を過ぎるとひきこもりから抜け出しにくくなります。本人も、諦めてしまって新たな行動を起こす気力も起きなくなります。
こうなると、どうしても対処できなくなります。できる方法が思いつかなかったり、
思わず感情的になってしまってさらに関係が悪化したりします。
家庭内だけで抱え込まずに、経験豊富な第三者に関わってもらうことが大切です。
まずは相談するところから始めて、家庭内で抱え込まないことを意識して行動を起こしましょう。
2年で支援を変える
ひきこもっている人全員に通用する、万能な支援というものはありません。
依頼した第三者の支援が適切かどうか、これもまた2年の間に判断する必要があります。
「同じ支援を続ける期間は2年まで」というのは、親族の支援でも第三者の支援でも同じです。
実践してみて変化がなければ別の支援を探しましょう。
第三者の支援先を探して渡り歩くことは決して悪いことではありません。
同じところで立ち止まらずに、適切な支援を見つけることが重要です。
第三者の支援を探して依頼する、時には別の支援に移ることが、3つ目の対策になります。
ちなみに、どこに支援を依頼したらよいのか具体的に思いつかない場合は、
こちらの支援先をご紹介していますので参考にしてください。